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第53回日本母親大会よびかけ

 全国のお母さん 女性のみなさん

 日本国憲法施行60周年の記念すべき年、私たちは、第53回日本母親大会を開催します。8月25日、夕方から東京芝公園につどい、全国の参加者による「憲法守ろう!母親パレード」(仮称)、26日は東京・埼玉の4つの会場で問題別集会(平和、くらし、子どもと教育、女性の権利)をもちます。

 全国のお母さん 女性のみなさん

 2000万人のアジアの人びと、310万人の日本人の尊い犠牲のうえに手にした日本国憲法は、アジア諸国に対する日本の不戦の誓いです。60年間、自衛隊の海外での武力行使を許さず、力を発揮している憲法9条は、平和を求める世界の国ぐにの希望ともなっています。また、国民主権、基本的人権、平和主義、議会制民主主義、地方自治の5つの原則を掲げ、性による差別を禁じ、家族生活における個人の尊厳・両性の平等をうたった憲法は、日本の女性の地位を高めてきました。しかし、安倍首相は、日本を「海外で戦争する国」にするために、「9条は時代にそぐわない」と任期中の憲法改定を公言し、女性蔑視発言の柳沢厚生労働大臣をかばい続ける姿に、女性たちから抗議・怒りの声がまきおこっています。

 いじめによる子どもたちの自殺という胸の痛むできごとが続いています。昨年12月には、母親・国民の「子どもと教育を守れ」の声を無視し、教育基本法の改悪が強行されました。子どもを守る大人たちも、きびしい格差社会のなかでバラバラにされ、生活の苦労が深刻にひろがっています。生活保護世帯は100万人を超え、保護を受けられず自殺する悲劇も各地で相次ぎ、働いても生活保護水準以下の収入しか得られないワーキングプアが増え続けています。

 いま切実に求められているのは、憲法改定ではなくこの憲法を、日本の隅々にまでゆきわたらせ、生かすことではないでしょうか。

 「母親パレード」で、子ども、くらし、憲法のことなどを、大きくアピールしましょう。憲法を守り、生かす方向を、問題別集会で学び、話し合い、交流しましょう。

 全国のお母さん 女性のみなさん

 母親大会は1954年3月1日、アメリカによるビキニ環礁での水爆実験で漁船・第五福竜丸が被爆し、犠牲者がでたことからはじまりました。私たちは、被爆国の女性として「核戦争から子どもを守ろう、核兵器の廃絶を」と訴え、「地域・職場からひとりぼっちの女性をなくそう!」とよびかけ、毎年「日本母親大会」を開催し、52年間あゆみつづけてきました。

 いまほど「生命を生みだす母親は、生命を育て 生命を守ることをのぞみます」のスローガンに寄せる願いの、切実さがましているときはありません。

 憲法・教育基本法の改悪は許さないと、考え方のちがいをこえた人たちの共同の輪が近年になく大きくひろがり、「九条の会」は6000を超えて結成されています。人間らしくはたらくことのできる社会的ルールを求めるたたかいや米軍基地再編・強化に反対する運動が「戦争ノー!格差ノー!」の世界の大きな流れと合流してひろがっています。

 4月と7月には、私たちのくらしといのち、子どもの未来と平和がかかった選挙が行われます。主権者としての大切な一票を行使しましょう。

 憲法9条は世界の宝、くらしと平和を守り、女性の切実な願いをかかげ、全国の地域・職場で運動を発展させて、第53回日本母親大会に集まりましょう!

2007年2月15日

第53回日本母親大会実行委員会


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